2月11日 午後１時頃、群馬県草津町の動物園 草津熱帯圏で飼育されている
カピバラの「まりもちゃん」が照明の電気コードを囓って感電し
仮死状態となったものの奇跡的に生還するという事件が起きました。

目撃していた来園者の話によると「まりもちゃん」は二本足で直立し、
放飼場の壁を乗り越えようとしたところ、
目の前にぶら下がっていた電気コードに興味を示し、本能的に囓って感電した模様。

前歯を電気コードに引っかけて宙ぶらりんになった「まりもちゃん」を不審に思った来園者が
入場券売り場のスタッフに「あれは遊んでいるのか？何か変。」と連絡。
現場に急行した飼育員のKさんが急いで「まりもちゃん」を降ろしたところ
最初は微動だにしない状態だったが暫くすると目を覚まし、元気がないものの動き始めたとのこと。

当日は「まりもちゃん」の１歳の誕生日。
奇跡的に生還した「まりもちゃん」に草津熱帯圏の従業員と来園者は胸をなで下ろしました。


と、ニュース風に状況を説明してみました。(まじめに書いてます)

まりもちゃんのお誕生日だった昨日は大雪のため草津行きを断念。
今日(２月１２日)草津熱帯圏を訪問してこの話を聞いたのですが、
まりもちゃんが生きていてくれて本当に良かったです。

死んでいても不思議ではないくらいの事故だったのですが、わたしの予想だと
絶縁体であるエナメル質に包まれた前歯で電気コードに引っかかっていたため、
口から心臓。そして足を通じて地面に電気がアースされにくかったこと、
コードにぶら下がっていても身体が落下しなかったため首の骨を折らなかったこと
救出までの時間が短かったことなどが幸いし奇跡的に生還することが出来たのだと思います。

まりもちゃん、最近は身体も大きくなってきて元気いっぱいに放飼場を走り回る姿が見られますが、
ここまで運動能力が高くなっているとは…。

まりもちゃんって一般的なカピバラと比較するとかなり好奇心旺盛で頭が良いんです。
それが災いしてしまったのですね。(頭の良い行動も近々ご紹介します。)

現在は対策が取られて二度と同じことが起きないようになっています。

さて、気を取り直して次回のエントリーは誕生日当日の「まりもちゃん」の様子を
再現写真にてご報告します。(当日は草津に来られなかったので「再現写真」です。)